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2018.05.30コラム
第1章トレーニングのためのトレーニングをやめよう。

スピード筋力トレーニングガイド:トレーニングのためのトレーニングをやめよう

第1章  トレーニングのためのトレーニングをやめよう。

 

 昔のスポーツのトレーニングといえばそのスポーツをすることだけを意味しました。1マイル走の選手はただひたすら1マイルだけを走っていればよかったのです。 

 ところがそのうち、もっと速く走るためにはより短い距離でのスピードトレーニングが必要だ、また、より持久力を高めるためにはもっと長い距離を走ることが必要だ、さらに、ケガをしないためには柔軟性を高めるための柔軟体操も必要だ、そしてスピードをつけるためにはウエイトトレーニングも必要だ、というふうに次々と様々なトレーニング課題の解決のためにさまざまなトレーニング方法が開発されていったのです。このようにして生み出されたスポーツトレーニングの種類は現在では腐るほどあります。なにをやるべきか迷ってしまいます。

 メンタルトレーニングを取り入れた高校の水泳部がプールサイドで寝ころがってイメージトレーニングをし、さらに陸上トレーニングやウエイトトレーニングも取り入れた結果、肝心の泳ぐ時間が減って弱くなったと言う笑い話のような実話があります。

 これは極端な話だとしても、強くなるためには今何が本当に必要なのかと言うことをあらためて真剣に問い直してみてはいかがでしょうか。