Velocity Based Trainingとは? | S&Cスポーツ科学計測テクノロジー スポーツパフォーマンス分析

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2018.05.30コラム
Velocity Based Trainingとは?

Velocity Based Training

Velocity Based Training

 

知っていましたか?

1RMは日によって18%も上下することを。例えばあなたが80%1RMだと思って処方したプログラムが実は98%1RMになってしまうということが実際に起こり得ることを。

 

知っていましたか?

筋力レベルやその日の調子に関わりなく1RMの何%かによって発揮スピードは常に一定であることを。例えばベンチプレスの60-80%1RMなら0.80-0.50m/sになることを。

 

知っていましたか?

1RMを挙上するときのスピードは誰でもほぼ一定であることを。例えばスクワットでは、0.30m/s、ベンチプレスなら、0.20m/sだということを。これを利用すれば1RMをいつでも簡単にそして正確に推定できることを。

 

知っていましたか?

スピードが低下した状態でのフォーストレップスで追い込むよりも、最適な挙上速度を維持したセットを反復した方が最大筋力をより効率良く高められることを。そしてもちろん爆発的筋力も。

 

知っていましたか?

スピード、パワー、スピード筋力、筋力スピード、爆発的筋力、RFD。これらを向上させることを目的としたレジスタンストレーニングでは、ただスピードを意識させるだけでは不十分だということを。リフティングスピードをリアルタイムでフィードバックすることで効果を何倍にも高められるという事実を。

 

科学は、日々、進歩しています。テクノロジーも、日々、進歩しています。

そしてトレーニング科学も、もちろん、進歩しています。

これらを取り入れることで、あなたのトレーニング指導も進歩します。

 

トレーニング現場でフリーウェイトのリフティングスピードを測ることができなかった時代、みな「重さ」と「パーセント」だけを基準にトレーニングをしていました。それしか頼るものがなかったからです。

 

しかし、1レップごとの「スピード」が手軽に測れるようになった今、「スピード」こそが基準となること、「スピード」こそ最も頼りになるということが明らかになってきました。

 

「スピード」を基準とすることで、もう危険で時間のかかる1RM測定をする必要はありません。面倒なパーセンテージの計算からも解放されます。

 

  あなたが1.25-1.0m/sで動かせるバーの重量、それがスピード/筋力のトレーニング負荷です。

  あなたが1.0-0.65m/sで動かせるバーの重量、それが筋力/スピードのトレーニング負荷です。

  あなたが0.80-0.50m/sで動かせるバーの重量、それが筋肥大のトレーニング負荷です。

  あなたが0.50m/sより遅くしか動かせないバーの重量、それが最大筋力のトレーニング負荷です。

 

この重量は人によって変わります。しかし、このスピードと目的の関係は変わりません。

この重量は毎日変わります。疲労によって。調子によって。成長によって。

 

条件はただひとつ。「全力で挙上する」

 

このスピードが出なければ軽くする。このスピードより速ければ重くする。

 

基準はいつも「スピード」。このシンプルな方法、それが、

Velocity Based Training なのです。

 

※上記の数値は今後の研究により若干変動する可能性があります。